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愛玩寵姫 - Dream Dolls - 茉奈
第4章 ●わたしの声が漏れていく…
玄関のチャイムの音の後に、一瞬の沈黙。
再び、チャイムが鳴る。
――ピンポーン!
外から呟きが聞こえる。若い男の声だ。
「あれ…居ないのかな…?すいませーん。宅急便でーーーす。」
茉奈は、あわてて近くに在った部屋着のワンピースを頭からかぶり、カーディガンをはおると、「はーい!」と返事をした。そして次の瞬間、彼女はもう玄関に向かっていた。
「待って!!茉奈ちゃん、今出ては…!」
女が止める声も聴かずに、茉奈は玄関へ降りていった。
----------
茉奈は玄関の扉穴から外を覗くと、男が宅配業者の制服を着ていることを確認し、扉をあけた。
「あ、どうも。こちら小泉さまのお宅で間違いございませんか」
「はい。」
「こちらお荷物ですね。サインを…」
「あ、はい…」
なかなか大きく、重そうな荷物である。茉奈が受け取りに困っていると、
人の好さそうな青年は、それを察したのか、
「あ、ちょっと重いんで、玄関に置きましょうか」
「あ、ありがとうございます!」
家電か何かだろうか…大き目の荷物である。玄関口に荷物を置くために、男が一歩、玄関に入ってきた。
必然的に、茉奈との距離が近くなる。
茉奈と男がすれ違おうとした瞬間、茉奈のうなじに、男の鼻孔が一瞬、近づいた。
その、瞬間。
「……ハァ。ハァ、ハァ…」
男の息が異様に上がってくる。何か苦しそうなその様子に驚いた茉奈は、男に声をかける。
「だ、大丈夫ですか…!?」
「だ……大丈夫です…ハァッ!ハァ、ハァ…」
なんとか受け応えをしながらも、男の目は虚ろで、焦点が合っていないように見える。
男は脱力したように、茉奈に身体をもたらせてくる。
「アッ…!あの!本当に大丈夫ですか、具合が…!」
「……はぁ…ハァ…ハァ…ハァ…」
男は答えない。そして、茉奈を壁に押し倒すように体重をかけた
「…アッ!」
倒れかかった男の脚が、茉奈の脚の間に深く入り込んだ。そして、茉奈の太ももには、ある、熱く、硬いものが押し当てられていた…。
再び、チャイムが鳴る。
――ピンポーン!
外から呟きが聞こえる。若い男の声だ。
「あれ…居ないのかな…?すいませーん。宅急便でーーーす。」
茉奈は、あわてて近くに在った部屋着のワンピースを頭からかぶり、カーディガンをはおると、「はーい!」と返事をした。そして次の瞬間、彼女はもう玄関に向かっていた。
「待って!!茉奈ちゃん、今出ては…!」
女が止める声も聴かずに、茉奈は玄関へ降りていった。
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茉奈は玄関の扉穴から外を覗くと、男が宅配業者の制服を着ていることを確認し、扉をあけた。
「あ、どうも。こちら小泉さまのお宅で間違いございませんか」
「はい。」
「こちらお荷物ですね。サインを…」
「あ、はい…」
なかなか大きく、重そうな荷物である。茉奈が受け取りに困っていると、
人の好さそうな青年は、それを察したのか、
「あ、ちょっと重いんで、玄関に置きましょうか」
「あ、ありがとうございます!」
家電か何かだろうか…大き目の荷物である。玄関口に荷物を置くために、男が一歩、玄関に入ってきた。
必然的に、茉奈との距離が近くなる。
茉奈と男がすれ違おうとした瞬間、茉奈のうなじに、男の鼻孔が一瞬、近づいた。
その、瞬間。
「……ハァ。ハァ、ハァ…」
男の息が異様に上がってくる。何か苦しそうなその様子に驚いた茉奈は、男に声をかける。
「だ、大丈夫ですか…!?」
「だ……大丈夫です…ハァッ!ハァ、ハァ…」
なんとか受け応えをしながらも、男の目は虚ろで、焦点が合っていないように見える。
男は脱力したように、茉奈に身体をもたらせてくる。
「アッ…!あの!本当に大丈夫ですか、具合が…!」
「……はぁ…ハァ…ハァ…ハァ…」
男は答えない。そして、茉奈を壁に押し倒すように体重をかけた
「…アッ!」
倒れかかった男の脚が、茉奈の脚の間に深く入り込んだ。そして、茉奈の太ももには、ある、熱く、硬いものが押し当てられていた…。