この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛玩寵姫 - Dream Dolls - 茉奈
第6章 ●わたしは普通にもどれない…
「それ……なら。」
身を張った春日の提案に、茉奈はようやくうなづいた。
春日は水色の錠剤をひとつ、シートから取り出すと。ゆっくりと口に入れ、飲み込んだ。
ジッと春日の様子を見つめる茉奈を見て、春日は笑った。
「そんなにすぐに薬は効いてきたりしないわ。30分から1時間くらいはかかるものよ」
…それはそうだ。と思って、茉奈は赤面した。
「でも。そんなに時間がないから。私から説明するわね。まず、この薬を飲むと脈拍が少し上がるわ。少しだけめまいや気持ち悪さを感じる人もいるかも。そしてそのあと、身体が少しだけ、敏感になってくるの。体液の分泌も若干増えるわ。あとは……少し、恋をしやすくなるかも。」
「恋を??」
「ええ。異性に少し惹かれやすくなるのね。きっと。」
「なんだか惚れ薬みたいなのね」
「惚れ薬とも、言えるかもしれないわね。……でも、副作用はこれだけ。薬を飲まないままより、ずっといいはずよ」
笑って言う春日の姿に、茉奈も安心したのか、水色の錠剤をひとつ、シートから取り出した。
「茉奈ちゃん。飲めそう?」
「ええ。大丈夫。」
そう言うと茉奈はてのひらの上の錠剤を見つめた。
小さな錠剤だ。春日の真似をして、そのまま口に含んで、のみ下した。
身を張った春日の提案に、茉奈はようやくうなづいた。
春日は水色の錠剤をひとつ、シートから取り出すと。ゆっくりと口に入れ、飲み込んだ。
ジッと春日の様子を見つめる茉奈を見て、春日は笑った。
「そんなにすぐに薬は効いてきたりしないわ。30分から1時間くらいはかかるものよ」
…それはそうだ。と思って、茉奈は赤面した。
「でも。そんなに時間がないから。私から説明するわね。まず、この薬を飲むと脈拍が少し上がるわ。少しだけめまいや気持ち悪さを感じる人もいるかも。そしてそのあと、身体が少しだけ、敏感になってくるの。体液の分泌も若干増えるわ。あとは……少し、恋をしやすくなるかも。」
「恋を??」
「ええ。異性に少し惹かれやすくなるのね。きっと。」
「なんだか惚れ薬みたいなのね」
「惚れ薬とも、言えるかもしれないわね。……でも、副作用はこれだけ。薬を飲まないままより、ずっといいはずよ」
笑って言う春日の姿に、茉奈も安心したのか、水色の錠剤をひとつ、シートから取り出した。
「茉奈ちゃん。飲めそう?」
「ええ。大丈夫。」
そう言うと茉奈はてのひらの上の錠剤を見つめた。
小さな錠剤だ。春日の真似をして、そのまま口に含んで、のみ下した。