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愛玩寵姫 - Dream Dolls - 茉奈
第6章 ●わたしは普通にもどれない…
2人の視線がはっきりと交わされた直後、けたたましく、玄関のチャイムが鳴った。
ーーピンポーン!ピンポンピンポンピンポン!
続けざまに、ドアを叩く音。
ーードンドン!ピンポーン!
只ならぬ気配に、茉奈は身体を固くする。春日は立ち上がると、
「私が出るわ」
と告げて、部屋を出て、玄関口へと向かった。
_.:;'*';:._,_.:;'*';:._,_.:;'*';:._
春日が玄関を開けると、2人の男が立っていた。
ひとりは、自信ありげな、少しヤンチャな印象のスーツの男。
そしてもう一人は、ジーンズに黒のパーカーの、うつむいた男。
どちらも20代半ばといったところか。その2人の顔を見るなり、春日は凍りついた。
「洸弥さま…。慎弥さま…。」
コウヤ、と呼ばれたスーツの男は軽い口調で応える。
「なーに、驚いた顔しちゃって。牡丹姐さん。」
「いえ、まさか洸弥さまと慎弥さまが直接、おいでになるなんて。」
「エスコートする側としては当然の礼儀っしょ?なにせ……」
一息ついて、洸弥は意味ありげに続けた。
「あの、『小泉博士』と、我が蘇我製薬の、大事な大事なお姫サマなんだから。」
ーーピンポーン!ピンポンピンポンピンポン!
続けざまに、ドアを叩く音。
ーードンドン!ピンポーン!
只ならぬ気配に、茉奈は身体を固くする。春日は立ち上がると、
「私が出るわ」
と告げて、部屋を出て、玄関口へと向かった。
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春日が玄関を開けると、2人の男が立っていた。
ひとりは、自信ありげな、少しヤンチャな印象のスーツの男。
そしてもう一人は、ジーンズに黒のパーカーの、うつむいた男。
どちらも20代半ばといったところか。その2人の顔を見るなり、春日は凍りついた。
「洸弥さま…。慎弥さま…。」
コウヤ、と呼ばれたスーツの男は軽い口調で応える。
「なーに、驚いた顔しちゃって。牡丹姐さん。」
「いえ、まさか洸弥さまと慎弥さまが直接、おいでになるなんて。」
「エスコートする側としては当然の礼儀っしょ?なにせ……」
一息ついて、洸弥は意味ありげに続けた。
「あの、『小泉博士』と、我が蘇我製薬の、大事な大事なお姫サマなんだから。」