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愛玩寵姫 - Dream Dolls - 茉奈
第6章 ●わたしは普通にもどれない…
その痛みに甘美な刺激が混ざっているのは、『薬』のせいなのか、それとも…。
茉奈の上げた声に反応するように、洸弥は手の動きを激しくしてゆく。

「……へぇ、イイ声で啼くじゃん。お姫サマ。」
「…やっ…やめぇ…ッ!」
「…痛くはない…?」
「……痛くは…ない…けど…」
「そう。じゃぁ、コレは…?」

ーーギュゥうッ!

「アァっ…!痛い…!ソレは痛いの…!」
「アハハっ。ゴメンゴメン。じゃあ、コレは…?」

ーーさわさわっ…コリッ。

「…やぁッ…ん…ッ!」
「感じる?」
「…そんな、ことッ…!」

(……何…この、ひと…!優しいのか…怖いのかわからない…!)

少し年上の、スーツ姿の男に、飴と鞭を使い分けるように弄ばれ、茉奈の意識はだんだんとボンヤリしはじめて来た。

(イヤ…。初めて会った男の人に。こんな…!)

「…その声はとてもイイな。さすが小泉博士の傑作だけあるって感じだ」

洸弥は、手慣れた様子で茉奈を軽くあやすように嬲り続けている。茉奈は洸弥の胸にもたれかかって、ちょうど抱かれるようにしながら、力の抜けた身体をピクピクと反応させている。

(……まって…!パパとママの事を聞かないと…!)

羞恥と、身体の感覚との間で薄くなってきた意識の合間に、茉奈は僅かな理性を取り戻した。

「…待って…!待って下さい。父と母について、教えてッ…!」
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