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愛玩寵姫 - Dream Dolls - 茉奈
第7章 ■お屋敷へ…
まぶしくないように、慎弥はその大きな手を、茉奈のひたいの上にそっとかぶせる。
その優しさに少しドキドキしながら、茉奈はゆっくりと目をあけた。
そこにあったのは、まさに「屋敷」だった。
少し肌寒い、高原のような風が吹いている場所だった。白い壁の、「洋館」とでも言いたいような少しレトロな作りの屋敷は、ちょっとしたパーティができるような、おそらく10人程度が泊まることができるような建物だった。
車が止められた門の前には、さほど大きくはないが、お洒落な、左右対称にデザインされた庭が広がっている。
「行きましょう。春日さんも、支度を」
「はい。」
春日は助手席から降りると、荷物を持って屋敷に向かっていった。
屋敷の入り口には上りの階段があった。慎弥が、手を添えて茉奈をエスコートする。
扉をあけると、慎弥は言った。
「茉奈さんも、春日さんに案内していただいてください。少しお疲れでしょうから。お部屋でお待ちいただいて結構ですよ」
「……わかりました。」
添えられた手の大きさと、暖かさに、車内にいた2時間で馴染んでしまった茉奈は、若干名残惜しそうに、慎弥の手を離した。
そして、茉奈は春日に連れられて、2階の角の部屋へと向かった。
その優しさに少しドキドキしながら、茉奈はゆっくりと目をあけた。
そこにあったのは、まさに「屋敷」だった。
少し肌寒い、高原のような風が吹いている場所だった。白い壁の、「洋館」とでも言いたいような少しレトロな作りの屋敷は、ちょっとしたパーティができるような、おそらく10人程度が泊まることができるような建物だった。
車が止められた門の前には、さほど大きくはないが、お洒落な、左右対称にデザインされた庭が広がっている。
「行きましょう。春日さんも、支度を」
「はい。」
春日は助手席から降りると、荷物を持って屋敷に向かっていった。
屋敷の入り口には上りの階段があった。慎弥が、手を添えて茉奈をエスコートする。
扉をあけると、慎弥は言った。
「茉奈さんも、春日さんに案内していただいてください。少しお疲れでしょうから。お部屋でお待ちいただいて結構ですよ」
「……わかりました。」
添えられた手の大きさと、暖かさに、車内にいた2時間で馴染んでしまった茉奈は、若干名残惜しそうに、慎弥の手を離した。
そして、茉奈は春日に連れられて、2階の角の部屋へと向かった。