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愛玩寵姫 - Dream Dolls - 茉奈
第7章 ■お屋敷へ…
部屋の外では、さきほどのメイドの少女が掃除用具を床に置いて、外を眺めていた。
見慣れた車が玄関先につけられているのを見ると、少女は、掃除用具を放りだして、階下へと駆けていった。
「お兄ちゃま!」
先程とは打って変わって、年よりも幼い声を上げて少女が駆け寄った先は、車のそばにある木の下。慎弥と洸弥が一服している場所だった。
「苺。」
慎弥がメイドの少女に呼びかける。
「お兄ちゃま、あれがそうなの?」
「あれ、なんて言うもんじゃないだろ」
洸弥が苺にツッコミを入れる。
「だって。ここに来るのはみんな蘇我製薬の製品なのでしょ?ねえ、あれが?」
「そう、小泉博士のお嬢さんだよ」
優しく慎弥が答える。『苺』と呼ばれたメイド姿の少女は、子供のような甘えた口調で親しげに会話を続ける。
「なんだか、カワイイけど普通の感じね。慎弥お兄ちゃま。」
「まあ、まだ調整前だから、仕方がない。」
「調整、ここでするの?」
「ああ、そうだ。暫く面倒をみてやってくれ」
見慣れた車が玄関先につけられているのを見ると、少女は、掃除用具を放りだして、階下へと駆けていった。
「お兄ちゃま!」
先程とは打って変わって、年よりも幼い声を上げて少女が駆け寄った先は、車のそばにある木の下。慎弥と洸弥が一服している場所だった。
「苺。」
慎弥がメイドの少女に呼びかける。
「お兄ちゃま、あれがそうなの?」
「あれ、なんて言うもんじゃないだろ」
洸弥が苺にツッコミを入れる。
「だって。ここに来るのはみんな蘇我製薬の製品なのでしょ?ねえ、あれが?」
「そう、小泉博士のお嬢さんだよ」
優しく慎弥が答える。『苺』と呼ばれたメイド姿の少女は、子供のような甘えた口調で親しげに会話を続ける。
「なんだか、カワイイけど普通の感じね。慎弥お兄ちゃま。」
「まあ、まだ調整前だから、仕方がない。」
「調整、ここでするの?」
「ああ、そうだ。暫く面倒をみてやってくれ」