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愛玩寵姫 - Dream Dolls - 茉奈
第8章 ■旦那様…
「大きくなられて。名は、確か。」
低い、初老の男の声が響く。茉奈は緊張しながらも、凛とした声で答えた。
「茉奈です」
「そうか…慎弥、ここでの名は付けたのか?」
(……えっ?ここでの名…?)
茉奈の手を握ったまま、間髪入れず慎弥が答える
「『鈴蘭』です」
その答えに、初老の男は愉快そうに笑って言った。
「鈴蘭か。それはいい!可憐な、毒草だ。」
笑いが収まると、一瞬の沈黙。そして、冷徹な一言が発せられた。
「では、慎弥。鈴蘭の着物を取れ」
「……はい。」
(……えっ…!?着物を取るって…!!)
身体を固くした茉奈の耳元で、慎弥は小さな声で語り掛ける。
「(茉奈さん、父の命令ですから…まずは、帯と振袖だけを取らせていただきます)」
低い、初老の男の声が響く。茉奈は緊張しながらも、凛とした声で答えた。
「茉奈です」
「そうか…慎弥、ここでの名は付けたのか?」
(……えっ?ここでの名…?)
茉奈の手を握ったまま、間髪入れず慎弥が答える
「『鈴蘭』です」
その答えに、初老の男は愉快そうに笑って言った。
「鈴蘭か。それはいい!可憐な、毒草だ。」
笑いが収まると、一瞬の沈黙。そして、冷徹な一言が発せられた。
「では、慎弥。鈴蘭の着物を取れ」
「……はい。」
(……えっ…!?着物を取るって…!!)
身体を固くした茉奈の耳元で、慎弥は小さな声で語り掛ける。
「(茉奈さん、父の命令ですから…まずは、帯と振袖だけを取らせていただきます)」