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場所も時間も関係ない!
第1章 初めまして、変態さん【完】
朝は結局、
痴漢行為は全くなく
変な違和感を抱えたまま
学校へと向かった。
学校に着いてからも
モヤモヤとしたものが
頭の中をグルグルして
一日が終わってしまった。
帰りの電車内で、
私は壁に寄りかかってため息を吐く。
おかしい。
今日の私は絶対、おかしい。
痴漢なんて、あって
良いものじゃないのに
なくなった事は
喜ばしい事なのに…。
なんで、こんな事で
悩まないといけないのだろう。
深いため息が私を襲う。