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恋花火
第24章 星空の下で
14歳


バカな事をした私を抱きしめてくれた時と変わらずに


どうしてこの腕の中は、こんなにも温かいのだろうか


「おまえは何回バカって言っても足りねーな。バカバカバカバ」

「…カバって」

「何回も言わせるから口が混乱してんだよっ」


タケルは私の手を引いて歩き出した。


「え!!ちょっとどこ向かってんの!?」

「おまえの帰るべき場所。」

「家はやだ!やだやだやだ!」

「うっせ〜 黙ってついてこい。」

「ねぇっ!本当にやだ!」


暴れる私にタケルは、大丈夫だから、そう言ってきた。


大丈夫って…なにが大丈夫なの。


だけどタケルに大丈夫って言われたら、本当にそんな気がしてくる。


「……菜月ちゃん!」


家の近くで、陸先輩に会った。


「こんな薄着で寒かったよね…ごめん。」


陸先輩こそ…めっちゃ薄着じゃん…。


この冬に、半袖で外いる人いないよ…。


やっぱり顔を見たら、好きだと思った。


だって陸先輩は、私のヒーローだから。


でも、そんなヒーローにも、幸せであって欲しいと思う。


ほんの僅かだったけれど


陸先輩と過ごした時間は幸せしかなかった。


たくさん泣いた。


たくさん笑った。


だから……


「……私の子守をしてくれて、本当にありがとうございました!」


陸先輩は面倒見のいい、素敵なお兄ちゃんだから


私なんかといてくれたんでしょう?


もう無理しなくていいんだよ


本当に、好きな人と______




「待って!!」


メソメソしていたら


私よりも、陸先輩よりも、ずっとずっと薄着で


肩で息をしている茜先輩がそこにいた、


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