この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
恋花火
第4章 高校一年生*夏
合宿1日目の夕飯は唐揚げ定食。
作るのは食堂のおばさんだけど、配膳はマネージャー総出でお手伝いをした。
「タケル君美味しい?」
ユリ先輩に聞かれて、タケルは、「美味しいです」って満面の笑みで答えていた。
唐揚げ大好きなタケル。
今日は強化合宿で、いつもの部活で走る距離の何倍も走ったから、とっても美味しいよね。
「…いただきます。」
健康な身体と美味しい食事に感謝して、手を合わせた。
「美味しい〜!外はカリカリ中はジューシー!」
隣に座ってる美波も感激するほどの美味しさ。
他のサッカー部の人たちと話をしたりしながら、みんなでワイワイ賑やかに食べるご飯は、いつもよりも美味しく感じた。
「やっと寝れるー」
夕飯の後片付けをして、大量の洗濯物を畳み、そしてお風呂を終えて部屋に帰ってきたのは23時を回った頃。
マネージャーの泊まる部屋はそれぞれ二人組の個室を与えられた。
「あたしレンとこ行ってくるからー♡」
「早く寝なよ。」
「あんたも行けば?じゃーね♪」
美波はレンと待ち合わせをしていて、いそいそと部屋を出て行った。
あんたも行けばって…タケルのところに?
会いに行く理由がないのに、どうやって?
美波たちのように付き合っているわけでもないし。
それよりなら、明日に向けて早く寝よう。
二段ベッドの下に入り横になる。
今日はとっても疲れた。
明日はもっと疲れるのかな…
考えていたら、睡魔がやってきた。
…と、そのとき。
バタバタと廊下から賑やかな音。
うるさいなぁ…こんな夜中に…
思っていたら、「菜月!開けろ!」
タケルの声がした。
「もー、なに。」
寝起きでぼんやりしたままドアを開けると、ハァハァと肩で息をしたタケルが立っていた。
「かくまって!」
「えっ」
「あとで説明するから早く!」
やたらと急いでるタケルの勢いに圧倒されて、部屋に入れた。
作るのは食堂のおばさんだけど、配膳はマネージャー総出でお手伝いをした。
「タケル君美味しい?」
ユリ先輩に聞かれて、タケルは、「美味しいです」って満面の笑みで答えていた。
唐揚げ大好きなタケル。
今日は強化合宿で、いつもの部活で走る距離の何倍も走ったから、とっても美味しいよね。
「…いただきます。」
健康な身体と美味しい食事に感謝して、手を合わせた。
「美味しい〜!外はカリカリ中はジューシー!」
隣に座ってる美波も感激するほどの美味しさ。
他のサッカー部の人たちと話をしたりしながら、みんなでワイワイ賑やかに食べるご飯は、いつもよりも美味しく感じた。
「やっと寝れるー」
夕飯の後片付けをして、大量の洗濯物を畳み、そしてお風呂を終えて部屋に帰ってきたのは23時を回った頃。
マネージャーの泊まる部屋はそれぞれ二人組の個室を与えられた。
「あたしレンとこ行ってくるからー♡」
「早く寝なよ。」
「あんたも行けば?じゃーね♪」
美波はレンと待ち合わせをしていて、いそいそと部屋を出て行った。
あんたも行けばって…タケルのところに?
会いに行く理由がないのに、どうやって?
美波たちのように付き合っているわけでもないし。
それよりなら、明日に向けて早く寝よう。
二段ベッドの下に入り横になる。
今日はとっても疲れた。
明日はもっと疲れるのかな…
考えていたら、睡魔がやってきた。
…と、そのとき。
バタバタと廊下から賑やかな音。
うるさいなぁ…こんな夜中に…
思っていたら、「菜月!開けろ!」
タケルの声がした。
「もー、なに。」
寝起きでぼんやりしたままドアを開けると、ハァハァと肩で息をしたタケルが立っていた。
「かくまって!」
「えっ」
「あとで説明するから早く!」
やたらと急いでるタケルの勢いに圧倒されて、部屋に入れた。