この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋花火
第29章 雨上がりのレインボー
「……で?どっちから告白したんだ?」


ぶーっ!!


私は飲んでたウーロン茶を吹き出しかけた。


「おじいちゃん、何言い出すの!?」

「菜月のことが心配だから、聞いておかんと。」


タケルにSOSという目線を送るも、タケルは枝豆を口にヒョイっと入れながら、まるで第三者みたいに傍観している。


まるでっていうか、まさに第三者なんだけど。


陸先輩は姿勢を正した。


「……僕からです。」

「ほう。菜月のどこがいいんだ?菜月は昔から勉強だって人の倍はやらなきゃ追いつけないし、運動神経もよくはない。社交的なわけでも」

「おじいちゃん!」


それ以上私の株下げないでよ……


まぁ、事実だけど。


すると陸先輩は私を一瞬チラッと見た。


え?なに?なに?


そう思っていると、陸先輩の質疑応答が始まる。


「好きなところは______いつも、誰よりも頑張ってる所です。でも自分ではそれを頑張ってるって思っていない。」

「そうか。」

「あとは、すごく______幸せそうに笑っているから……」


"俺にも笑って"


陸先輩の、あの時の台詞


私今でも覚えてるよ……


「良かったな、菜月。」


ふと顔を上げると、おじいちゃんは満面の笑みを浮かべていた。


「……おじいちゃん。」

「よぉーしタケル〜ここは若い二人に任せて飲みに行くか!」

「いかねぇし!」


二人がいつもの如く騒いでる間に、ちょこちょこ〜っと、陸先輩の隣に座った。


「……ありがとうございます。」


見上げた陸先輩は、とても照れ臭そうにしていて。


「俺の方こそ、ありがとう。」


私、本当はね


こんなに誰かを好きになるなんて思ってもいなかった。


タケル以上の人なんか、いないんじゃないかって______


あと少しで唇と唇がくっつきそう。


こんな時には、必ず邪魔が入るのがお決まり。


「イチャイチャ禁止!」って、いつもはタケルが邪魔をしてくるのに


今日は


「良かったな、菜月。」


おじいちゃんみたいに


まるで家族みたいに


私の幸せを祝福するタケルが


そこにいた。





/347ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ