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恋花火
第31章 女子高生のリアルな日常
「可愛すぎんだろ……」


栗林翔太は呟く。


「二川原さん可愛いよね。」

「おまえもそう思う!?」


アツすぎる。笑


「あんな子とSEXとかしてみてーなぁ。」

「えっ……ちょっとやだ、気持ち悪いこと言わないでよ。」

「いや、年頃ならしたいと思うじゃん。」

「まぁ、それはわからなくもないけど……」

「だろ!?おまえも、陸先輩とヤってんだろ!?なぁ!」

「ばっ、声が大きい!!」

「おまえもな 笑」


思ったよりも私も声が大きかったのだろう、学食にいた周りの人たちがこっちを見ている。


「……SEXって気持ちいい?」

「え……」


今度は小声で問いかけられる。


なんか、あの頃の私みたいだなって思った。


14歳。SEXに憧れていた、あの頃の私。


「……人による。」

「そんなに経験してんだ。いいなぁ。」

「よくないよ。」


辛い事だってたくさんあるよ。


痛くて、苦しくて、悲しくて。


だけどそれを救ってくれたのは……


「遅くなってごめーん。ビッグゲストも連れて来ちゃった♪」


水を取りに行った二川原さんが、ビッグゲストとやらを引き連れて席に戻ってきた。


「げ。」

「げ、って何。ビッグゲストに向かって。」


そのビッグゲストは、やたらと偉そうにして登場した。


「二人とも仲良しだよね。ね?タケルくん!」


そう、ビッグゲストとは、タケルのこと。


「別にどっちとも仲良くねぇし。」


そんな悪態をつきながらも、タケルは席についた。


しかも私の隣に。


「ちょっと!」

「なんだよ。」

「それ私のトマトジュース!」

「自家製うんま〜♪」

「返して!泥棒!」

「ガキかよ。」


そうなの


タケルといると、子どもみたいになっちゃう私。


……はぁ。


真向かいに座っている栗林翔太からは、小さなため息が聞こえた。
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