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恋花火
第31章 女子高生のリアルな日常
……はぁ。


栗林翔太はまた、悩ましいため息をついた。


「……松下だって、俺とタケル君ならタケル君の方が好きでしょ?」

「うん……。は?」

「どっちなんだよ。」

「選択肢2つしかないの!?そもそも私は翔太でもタケルでもなく、陸先輩が好きだから!」

「えーなにー俺の話ー?」

「ぎゃー!!!」


いきなりの陸先輩のご登場。


「わっ、本物!」

「あはは、本物だよー偽物はいないよー笑」


失礼な栗林翔太にも、陸先輩は優しい。


「えと……あのですね。」

「悪口とか?笑」

「まさか!!ノロケても悪口なんか言うはずないです!」


私を困らせることを趣味とする陸先輩は、百面相を見て笑ってる。


「ノロケ?ぜひ聞きたいねぇ」

「あ、あとでゆっくり……」


その時にたまたま近くを二川原さんが通りかかって、「あー昨日は〜」みたいに話しかけてきた。


「あ、昨日の子だ。」

「こんにちは、昨日はありがとうございました。……二年の相原先輩、ですよね。松下さんと、お付き合いされてるんですか?」

「そうだよ〜」


てへへ、と笑ってる陸先輩にドックンドックンする。


可愛すぎて。


そうなのーこの人私の彼氏なんだよーうへへー


知らず知らずのうちににやけてしまう。


「あっ、ねぇ、栗林くん松下さん。昨日の続きのお話しようよ。」


二川原さんは無邪気にそう言って、続いて爆弾を落としてきた。


「ね?エッチな話!」


ひぃ!何てことを言うんだい!


二川原さんが登場してから、まるで気配を消していた栗林翔太も焦り出す。


「え、エッチな……?」


ほら!陸先輩も動揺しちゃってるよ!!


「そうなんです〜。昨日、栗林くんと松下さんと、あとタケル君も一緒にエッチな話してたんです!ひとりエッチの話とかぁ」


ぎゃー


やめてやめてぇ 涙


「ひとり……って」


誰にでもそういうこと話してるって思われちゃうじゃん!!


「陸先輩!違うんですぅ」

「えー?違うくないじゃん。」


二川原さんはケラケラ笑ってる……


「みんなするんだって〜」


松下菜月


再起不能。








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