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恋花火
第33章 All the best

ドクンドクン
タケルの鼓動が伝わってくる。
たぶん私の鼓動も、同じくらい強い。
「……あの時、彼女がいるのにおまえとヤったんだよ、俺。」
「え……そうだよね。知ってるよ。」
「だから……」
だから、なに?
私としようって言うの?
「抱かせてよ。」
タケルの口からは、予想通りの言葉が出た。
「いいわけないじゃん。」
「なんで?」
「なんでって、おかしいでしょ。」
「……どうしても無理?」
「あたりまえでしょ!」
意味わかんないよ。
先輩のこと困らせるなって言ってたのに
もう私が泣いてても何もしてやれないって言ってたのに
「……二川原さんとすれば?」
「え…?」
「二川原さん……タケルのこと気に入ってるっぽいし。試合も見に来てくれるみたいだし……。それに」
「わかった。」
急に物分かりの良くなったタケルは、ようやく私を腕の中から解放した。
「いきなり来て悪かったな。」
「……うん。」
「陸先輩と、仲良くやってんじゃん。」
「……陸先輩が大人だからね。」
そう言うとタケルはフッと笑った。そして去り際に、「幸せになれよ。」って一言。
……なんなの。
いきなり来て、抱かせてとか、かと思えば幸せになれとか。
意味わかんないよ。
けれどタケルから送られた祝福の言葉が
なぜだかお別れの言葉に聞こえたんだ。
長い長い
まるで私とタケルの関係に終止符をうつような______
タケルの鼓動が伝わってくる。
たぶん私の鼓動も、同じくらい強い。
「……あの時、彼女がいるのにおまえとヤったんだよ、俺。」
「え……そうだよね。知ってるよ。」
「だから……」
だから、なに?
私としようって言うの?
「抱かせてよ。」
タケルの口からは、予想通りの言葉が出た。
「いいわけないじゃん。」
「なんで?」
「なんでって、おかしいでしょ。」
「……どうしても無理?」
「あたりまえでしょ!」
意味わかんないよ。
先輩のこと困らせるなって言ってたのに
もう私が泣いてても何もしてやれないって言ってたのに
「……二川原さんとすれば?」
「え…?」
「二川原さん……タケルのこと気に入ってるっぽいし。試合も見に来てくれるみたいだし……。それに」
「わかった。」
急に物分かりの良くなったタケルは、ようやく私を腕の中から解放した。
「いきなり来て悪かったな。」
「……うん。」
「陸先輩と、仲良くやってんじゃん。」
「……陸先輩が大人だからね。」
そう言うとタケルはフッと笑った。そして去り際に、「幸せになれよ。」って一言。
……なんなの。
いきなり来て、抱かせてとか、かと思えば幸せになれとか。
意味わかんないよ。
けれどタケルから送られた祝福の言葉が
なぜだかお別れの言葉に聞こえたんだ。
長い長い
まるで私とタケルの関係に終止符をうつような______

