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恋花火
第4章 高校一年生*夏
はぁ、はぁと互いの口から漏れる息


クチュ、と舌が絡まりあう音は、とても刺激的に耳に届いた。


「もしもしー?そっちにタケルくん行ってる?」


クローゼットの外では、ユリ先輩が誰かに電話をかけ始めた。


「えー、いないのー?んもぅどこ行っちゃったのかなぁ」


ユリ先輩の尋ね人はここにいます。


別にタケルは私の恋人でもなんでもない。


ただの幼なじみ。


…なんだけど


「タケル…」

「ん…?」

「エッチしたい…」



タケルのことは私が誰よりもわかってる


他の人に渡したくないと思う。


独り占めしたい。


私以外の誰ともキスをしないでほしい


SEXなんかして欲しくない


ただこの気持ちを、好きだとか、愛しているだとか


…恋だとか


そんな簡単な単語で表せないの


「…無理、エッチはできない。」

「なんで…」


女の子からの誘いを、いとも簡単に断っちゃうタケル。


「ゴムがない。」


タケルは、中二のときに初めて身体を重ねた時から、ずっと


避妊をしなかったことはない。


それは当たり前のことなんだけれど、そこに愛を感じてしまう私は馬鹿ですか?


「…っ、あっ…」

「声出すな、バレる」


口から漏れる甘い声を隠すように、タケルは唇を重ねる。


それでも抑えきれない声は、甘い蜜となり私の蜜壺からトロトロと溢れ出る。


ゴムがないので、タケルは指で……


グチュグチュと水音がクローゼット内に響いて、もう頭がおかしくなりそう。


私はこれ以上くっつきようがないほどにタケルにしがみつき快感に耐えた。
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