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恋花火
第34章 真冬の蜃気楼

私は二川原さんとお揃いのマフラーを首に巻いたまま
頭ではまた、昨日のシーンを思い出していた。
____いつも開いているカーテンが閉められていて
薄暗いその密室で
二人はどんな愛の言葉を交わしたのかな
……タケルは、二川原さんをどんな風に……
「菜月ちゃん?」
呼びかけにハッとすると、二川原さんの後ろから姿を現したのは、陸先輩だった。
「ミーティング始まるよー」
「あっ…すみません!今すぐ行きます!二川原さんごめんね!」
「ううんーいいよーまた明日ね♪」
二川原さんに手を振り、私はその場をあとにした。
そして始まった本日の部活では
ミーティングは、なかった。
数日後から始まる本大会に向け、部員たちはまた気合いを入れ直す。
予選突破はまだ助長に過ぎない。
まだまだ、本番はこれからだ。
大変だ、もう辛い、苦しい、辞めたいと思ったこともあったサッカー部のマネージャー。
けれど今は、そんなマネージャーの仕事に助けられている。
マネージャーの仕事に没頭していると、何も考えなくて済む。
ただ目の前の仕事に集中していればいいから。
忙しければ忙しいほど、いい。
「大石、ちょっと来い。」
タケルはスタメン起用されてから、監督たちにかなり期待されている。
一年生ということもあって、期待のルーキーだとか、注目され始めているらしい。
……と、どこから仕入れてきた情報なのか、美波からそう聞いた。
「ほんと美波って情報早いよね。」
「あんたが遅すぎなんだよー」
……でもね
私知ってるよ
まだ誰も知らない情報。
……タケルと、一年女子人気ナンバーワンの二川原さんの熱愛
知ってるんだよ。
頭ではまた、昨日のシーンを思い出していた。
____いつも開いているカーテンが閉められていて
薄暗いその密室で
二人はどんな愛の言葉を交わしたのかな
……タケルは、二川原さんをどんな風に……
「菜月ちゃん?」
呼びかけにハッとすると、二川原さんの後ろから姿を現したのは、陸先輩だった。
「ミーティング始まるよー」
「あっ…すみません!今すぐ行きます!二川原さんごめんね!」
「ううんーいいよーまた明日ね♪」
二川原さんに手を振り、私はその場をあとにした。
そして始まった本日の部活では
ミーティングは、なかった。
数日後から始まる本大会に向け、部員たちはまた気合いを入れ直す。
予選突破はまだ助長に過ぎない。
まだまだ、本番はこれからだ。
大変だ、もう辛い、苦しい、辞めたいと思ったこともあったサッカー部のマネージャー。
けれど今は、そんなマネージャーの仕事に助けられている。
マネージャーの仕事に没頭していると、何も考えなくて済む。
ただ目の前の仕事に集中していればいいから。
忙しければ忙しいほど、いい。
「大石、ちょっと来い。」
タケルはスタメン起用されてから、監督たちにかなり期待されている。
一年生ということもあって、期待のルーキーだとか、注目され始めているらしい。
……と、どこから仕入れてきた情報なのか、美波からそう聞いた。
「ほんと美波って情報早いよね。」
「あんたが遅すぎなんだよー」
……でもね
私知ってるよ
まだ誰も知らない情報。
……タケルと、一年女子人気ナンバーワンの二川原さんの熱愛
知ってるんだよ。

