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恋花火
第35章 SNOW DAY
それは私の大好きな笑い方。


陸先輩が笑うと、私まで笑っちゃうというか


そんなんで悩んでんの?って言われているようで


なんだかすごく


安心するんです


「……っ、陸先輩……」


いきなり重ねられた唇


急な事に驚き一瞬唇を離すと、また引き寄せられる。


陸先輩は何も言わなかったけれど


唇から伝わる





……本当は


陸先輩も嫌なんじゃないかって


こんな私の事


ずるくて、弱くて


タケルの一挙一動にいちいち翻弄されるような


こんな私の事……





「……好きだよ」


そんな私に、キスの合間に伝えられた愛の言葉


「こんなに好きになっちゃって、ごめん。」


どうしてそんなに優しいの?


私は陸先輩に、相応しくないよ。


自己嫌悪に陥ってしまった私は今日、いい雰囲気になっても全く濡れなかった。


どれだけキスをされても


乳首を擽られても


濡れなかった。


「……ごめんなさい……」

「謝らなくてもいいよ。」

「怒らないんですか……?」

「俺そんなひどい男に見える?笑」

「見えません。笑」


ほらね……


やっぱり陸先輩は、どんな時でも優しいの。





「……どうして泣くの?」

「私にもなにがなんだか……」






情けない


どうして私はこうなんだろう


こんな自分は大嫌い


「泣くな〜。」

「はい……今止めます…」

「うそ。泣いてもいいよ。」

「やだ。」

「お。珍しく反抗的。」

「だってせっかく2人でいるのに……」

「いいんだよ。それに俺、泣き虫の相手得意だし。」

「……もしかして、華ちゃん?」

「そう。海も泣き虫だし。」

「ふふ。可愛い。また会いたいなぁ……」

「……大会終わったら、うち来る?」

「行く!!」

「うん。あいつら喜ぶよ。」

「私も喜ぶ!!」

「それは良かった。」


いつのまにか涙が止まっている私に


陸先輩は、優しいキスをした。






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