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恋花火
第37章 トラブルメーカー
「どうしたら元気になる…?」
二川原さんの問いかけに、タケルは「もう元気。」と言った。
「嘘!試合にも出れないのに、悲しくないはずない。出たくなかったの?」
「そりゃもちろん出たかったよ。だけど仕方ないっつーか。」
「それは松下さんに入れ知恵されたからでしょう?」
「そういうんじゃなくってさ…わかんねーかなぁ」
タケルからは、はぁ、と小さく溜息が漏れた。
「……とりあえず今日のところは帰ろう。タケル怪我してんだから、ゆっくりさせてあげよう。」
陸先輩が助け船を出してくれた。
……が、しかし。
「私、今日はタケル君のそばにいる。」
二川原さんはベッド脇に置いてあるパイプイスに腰をかけた。
「ね…、一人でいるのは辛いよね?」
私たちがここにいるのに
まるでいないかの様に
二川原さんはタケルに近づき
そして……
キスをした。
二川原さんの問いかけに、タケルは「もう元気。」と言った。
「嘘!試合にも出れないのに、悲しくないはずない。出たくなかったの?」
「そりゃもちろん出たかったよ。だけど仕方ないっつーか。」
「それは松下さんに入れ知恵されたからでしょう?」
「そういうんじゃなくってさ…わかんねーかなぁ」
タケルからは、はぁ、と小さく溜息が漏れた。
「……とりあえず今日のところは帰ろう。タケル怪我してんだから、ゆっくりさせてあげよう。」
陸先輩が助け船を出してくれた。
……が、しかし。
「私、今日はタケル君のそばにいる。」
二川原さんはベッド脇に置いてあるパイプイスに腰をかけた。
「ね…、一人でいるのは辛いよね?」
私たちがここにいるのに
まるでいないかの様に
二川原さんはタケルに近づき
そして……
キスをした。