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恋花火
第37章 トラブルメーカー
あっけに取られた私たちだったが、お邪魔虫は退散しようということで帰ることにした。
「タケルと二川原さんて付き合ってたんだね。あんた知ってたの?」
美波に問いかけられ、認めていいものかどうか迷う。
「トップニュースだ〜」
浮かれてるレンに、「誰にも言っちゃダメ」と、思わず制止してしまった。
「やっぱり知ってるんじゃん。」
「えっと…ですね。あのー」
「なんで隠す必要があるの?」
美波の尋問は続く……
チラッと陸先輩を見る。すると、大丈夫だ、と頷かれた。
何が大丈夫なんですか先輩ー!!
「……付き合ってるかどうかはひとまず置いておいて。」
「置いておくんだ。」
「タケルと二川原さんがキスしてた事はどうかご内密に!」
「だから、なんで?」
「なんでも!」
「言ってくれなきゃ言いふらしちゃうゾ」
「えぇ!?」
それは困る!
「大丈夫だって、菜月ちゃん。」
「え?」
半泣きな私に、陸先輩は優しく告げる。
「聞いても言いふらさないから、大丈夫だよ。それに俺、知ってるんだよねー、実は。」
「えぇー!!」
それを聞きレンと美波も、ウンウンと深く頷いている。
私はその様子を見て
この三人には隠せない
隠す必要はないんじゃないかと思えた。
「……あのね、実は……」
私が知る限りの真実を、ありのままに話すことにした。
「タケルと二川原さんて付き合ってたんだね。あんた知ってたの?」
美波に問いかけられ、認めていいものかどうか迷う。
「トップニュースだ〜」
浮かれてるレンに、「誰にも言っちゃダメ」と、思わず制止してしまった。
「やっぱり知ってるんじゃん。」
「えっと…ですね。あのー」
「なんで隠す必要があるの?」
美波の尋問は続く……
チラッと陸先輩を見る。すると、大丈夫だ、と頷かれた。
何が大丈夫なんですか先輩ー!!
「……付き合ってるかどうかはひとまず置いておいて。」
「置いておくんだ。」
「タケルと二川原さんがキスしてた事はどうかご内密に!」
「だから、なんで?」
「なんでも!」
「言ってくれなきゃ言いふらしちゃうゾ」
「えぇ!?」
それは困る!
「大丈夫だって、菜月ちゃん。」
「え?」
半泣きな私に、陸先輩は優しく告げる。
「聞いても言いふらさないから、大丈夫だよ。それに俺、知ってるんだよねー、実は。」
「えぇー!!」
それを聞きレンと美波も、ウンウンと深く頷いている。
私はその様子を見て
この三人には隠せない
隠す必要はないんじゃないかと思えた。
「……あのね、実は……」
私が知る限りの真実を、ありのままに話すことにした。