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恋花火
第44章 ハジメマシテのご挨拶
その男性は陸先輩に、「彼女みしてー」とかって言ってる……


ひえ〜あなたは何者〜!?


そう思っていたら、その男性とバッチリ目が合ってしまった…


「あの子?可愛いじゃん。」


可愛い言われた!やったぁ!


って浮かれてる場合じゃないって……


その男性は私が陸先輩の彼女だと知ると、「はじめまして」と挨拶してくれた。


「あ、はじめまして!私は…」


私も挨拶しかけたところで、その人はククッと笑った。


……あれ、笑い方が陸先輩と似てる……


「陸からよく聞いてるよ、君のことは。」

「ちょっ!」


いきなり焦りだす陸先輩。


「高校で運命の再会を果たしてその後…」

「いいから!帰れよ!練習の邪魔すんな!」


こんなに取り乱してる陸先輩を初めて見て、レアだな〜とか思いながら眺めていると、「俺さぁ、陸の従兄弟だよ。」その男性はそう言ってきた。


「あ、もしかしてアパートの……」

「そうそう。」


なるほど、従兄弟だからなんとなく似てるんだなぁと納得。


「知ってる〜?こいつの待ち受けさぁ」

「マジ黙れって!」


なんだろう、必死な陸先輩に思わずときめく。笑


そして待ち受け気になる。笑


陸先輩は私の手を引き、その場を立ち去った。


「陸先輩……可愛いです。」

「なに、可愛いって。笑」

「あの人の前だと、陸先輩雰囲気違いますね。」


陸先輩は頼れるお兄ちゃんっていうイメージだけど、あの従兄弟さんの前だと弟みたいな。


「ところで待ち受けって?」

「絶対教えない。」

「え〜気になる〜」

「気にすんな。笑」

「教えてくださいよー」


ちょっとワガママを言ってみる。


すると陸先輩は、「うるさい口は封じます」そう言って、チュッて。


「はい、部活に集中〜!」


笑顔で言われたけど、そのキスで集中できなくなりました。笑


キスの余韻でだらしなく頬を緩めていると、まだフェンスの所に立っている従兄弟さんと、なんとなくだけど


目が合ったような気がした。

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