この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恋花火
第46章 繋いだ手
ユラユラ、電車がゆるく揺れる。


「おい、起きろ」


タケルにそう声をかけられるまで、私は寝てしまっていたみたいだ。


「肩冷たい。」


言われて気付く、タケルの肩に私のよだれのあと…


「ごめん」

「いつものことだし。」


……そうだね


いつもタケルと一緒に寝ると、くっついてる所によだれを垂らしちゃう私。


そんな私をタケルは、子どもみたいだと笑うのは懐かしい昔の記憶。


いつから?


私たちは一緒に過ごすことをやめ、お互いのことがわからなくなった。


私に恋人が出来てから?それともその前から……?


それはもう、思い出せないくらい前のことらしい。






どこかわからないが、終着駅は降りたことのない駅だった。


どれくらい電車に揺られていたのかわからないけれど、その駅に降り立っても海の匂いはしなかったから、きっと遠く。


改札を出ると、冷たい風に煽られた。


「さむっ」


タケルは呟き、咄嗟に私の手を取った。


どういうつもりかわからないけど、タケルはその繋いだ手を、自分のポケットに入れた。


「あったかい?」


そう聞いてくるタケルは、見たことないくらい優しい表情。


「ぬるい」

「ぬるいってなんやねん 笑」


ぎゃははと笑うタケルはいつものタケルなんだけど


……なんで?


何かが違う。


だけど何が違うのかわからなくて


繋いだ手に、戸惑った。







/347ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ