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恋花火
第46章 繋いだ手

ユラユラ、電車がゆるく揺れる。
「おい、起きろ」
タケルにそう声をかけられるまで、私は寝てしまっていたみたいだ。
「肩冷たい。」
言われて気付く、タケルの肩に私のよだれのあと…
「ごめん」
「いつものことだし。」
……そうだね
いつもタケルと一緒に寝ると、くっついてる所によだれを垂らしちゃう私。
そんな私をタケルは、子どもみたいだと笑うのは懐かしい昔の記憶。
いつから?
私たちは一緒に過ごすことをやめ、お互いのことがわからなくなった。
私に恋人が出来てから?それともその前から……?
それはもう、思い出せないくらい前のことらしい。
どこかわからないが、終着駅は降りたことのない駅だった。
どれくらい電車に揺られていたのかわからないけれど、その駅に降り立っても海の匂いはしなかったから、きっと遠く。
改札を出ると、冷たい風に煽られた。
「さむっ」
タケルは呟き、咄嗟に私の手を取った。
どういうつもりかわからないけど、タケルはその繋いだ手を、自分のポケットに入れた。
「あったかい?」
そう聞いてくるタケルは、見たことないくらい優しい表情。
「ぬるい」
「ぬるいってなんやねん 笑」
ぎゃははと笑うタケルはいつものタケルなんだけど
……なんで?
何かが違う。
だけど何が違うのかわからなくて
繋いだ手に、戸惑った。
「おい、起きろ」
タケルにそう声をかけられるまで、私は寝てしまっていたみたいだ。
「肩冷たい。」
言われて気付く、タケルの肩に私のよだれのあと…
「ごめん」
「いつものことだし。」
……そうだね
いつもタケルと一緒に寝ると、くっついてる所によだれを垂らしちゃう私。
そんな私をタケルは、子どもみたいだと笑うのは懐かしい昔の記憶。
いつから?
私たちは一緒に過ごすことをやめ、お互いのことがわからなくなった。
私に恋人が出来てから?それともその前から……?
それはもう、思い出せないくらい前のことらしい。
どこかわからないが、終着駅は降りたことのない駅だった。
どれくらい電車に揺られていたのかわからないけれど、その駅に降り立っても海の匂いはしなかったから、きっと遠く。
改札を出ると、冷たい風に煽られた。
「さむっ」
タケルは呟き、咄嗟に私の手を取った。
どういうつもりかわからないけど、タケルはその繋いだ手を、自分のポケットに入れた。
「あったかい?」
そう聞いてくるタケルは、見たことないくらい優しい表情。
「ぬるい」
「ぬるいってなんやねん 笑」
ぎゃははと笑うタケルはいつものタケルなんだけど
……なんで?
何かが違う。
だけど何が違うのかわからなくて
繋いだ手に、戸惑った。

