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恋花火
第50章 私の宝物
留守電にメッセージを残した後、もしかして来るんじゃないかと思っていたタケルからの応答はなかった。


そうしているうちに全国大会のスタメンも発表され、当たり前だけどそれにタケルの名前はなかった。


そりゃそうだ。部活どころか、学校すら来てないんだから……。


……タケル


今、どうしてるの?


生きてるよね……?


あまりに音信不通だから、不安になるよ……。


携帯が鳴るたびに期待して、確認してはこの世の終わりかってくらいに落胆する日々。


朝目が覚めて、今日はタケルからの連絡が来ますようにと願う。


夜眠りにつくとき、どうかタケルが無事でありますようにと願う。


ある日テレビでは、東京都内で若い男性が通り魔に襲われたというニュースが流れていた。


私は、それがタケルならばどうしようと心臓が破裂しそうになりながらニュースに見入って


タケルじゃないと知って涙が出てしまうほどだった。


会いたいよ


お願い、神様


いい子にするから


もう、迷わないから


なんにもいらないからタケルに会わせてください


少しでも気を緩めたら涙が溢れて


おかしくなってしまいそうなほど


_______会いたい。
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