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恋花火
第51章 友情と愛情
「俺さ〜、今バイトしてんだけど、昨日給料日だったんだよね〜」


郁さんが話題を提供するも、陸先輩は完全無視を決め込んでいる模様……


「え〜っとバイトって!?何してるんですか!?」

「……ガソリンスタンド。」

「あっ、そうなんですか〜!」


再び訪れる沈黙。


あからさまにテンションがだだ下がりしてる郁さん。


「……せっかくなんか奢ってあげよっかなーって思ってたんだけどなぁ。駅ビルのラーメン屋、今日餃子特売だったよな〜確か」


それまでだんまりだった陸先輩が、少しだけ反応を見せた。


「……菜月ちゃんも行く?」

「いや、私は……」


せっかくの仲直りの場を邪魔するわけにはいかない。


「じゃあごゆっくりラーメン楽しんでくださいね〜」

「待て」

「えっ」

「おまえ帰ったらどうなるんだよこの空気。」

「いや、自分でまいた種でしょう!?」

「いいから来い。ラーメン半チャーセット餃子もつけてやる。」

「えぇー…」


だけどこんなに気弱な郁さんは初めて見たし


まぁちょっと偉そうだけど


兄弟喧嘩も滅多に見れないし、行く事にした。


「一人でいたって、泣いてるだけだろ?」


……郁さんまでお見通しなの?


やっぱり、郁さんと陸先輩は、間違いなく兄弟だ。
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