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恋花火
第52章 the one

「ほら、戻ろ。」
いつのまにか空は夜の色
月が顔を出している。
「ラーメンのびてるかも…」
「だろうね。笑」
陸先輩は一瞬、手を出しかけて引っ込めた。
そしてニコッと微笑む。
「がんばろ。」
頑張る。
私はこんなにも素敵な人たちに囲まれている
メソメソしてる場合じゃない
タケルに会えたときの為に
万全の準備をしておかなきゃ。
私はその日から、腹筋運動を始めた。
縦のラインを美しく!
そして、家の畑で採れる果物をふんだんに使ったデトックスウォーターを毎日欠かさず飲む。
内面から美しく♡
お風呂に入ったらもみもみマッサージ。
「長い」っておじいちゃんに怒られちゃいましたけど。
タケルを想って眠れない夜は
うちに置きっぱなしのタケルの服を抱きしめて眠った。
「なんか菜月肌ぷるぷる〜」
美波に頬をツンツンされる。
「へへ、でしょ?」
毎日続けてるかいあって、だんだん効果が現れてきた。
……タケルに会えたら、とか言いつつ
会える自信なんかないけど
こうして自分を磨くのも、楽しいと思った。
いつのまにか空は夜の色
月が顔を出している。
「ラーメンのびてるかも…」
「だろうね。笑」
陸先輩は一瞬、手を出しかけて引っ込めた。
そしてニコッと微笑む。
「がんばろ。」
頑張る。
私はこんなにも素敵な人たちに囲まれている
メソメソしてる場合じゃない
タケルに会えたときの為に
万全の準備をしておかなきゃ。
私はその日から、腹筋運動を始めた。
縦のラインを美しく!
そして、家の畑で採れる果物をふんだんに使ったデトックスウォーターを毎日欠かさず飲む。
内面から美しく♡
お風呂に入ったらもみもみマッサージ。
「長い」っておじいちゃんに怒られちゃいましたけど。
タケルを想って眠れない夜は
うちに置きっぱなしのタケルの服を抱きしめて眠った。
「なんか菜月肌ぷるぷる〜」
美波に頬をツンツンされる。
「へへ、でしょ?」
毎日続けてるかいあって、だんだん効果が現れてきた。
……タケルに会えたら、とか言いつつ
会える自信なんかないけど
こうして自分を磨くのも、楽しいと思った。

