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恋花火
第10章 WARUGUCHI
私はタケルのことが大好きで
自分で気づかなかっただけで、本当は小さな頃からずっと好きで
いつも私が泣いていると海へ連れてってくれた。
泣き止むまでそっと側にいてくれた。
そんなタケルに恩返しがしたかった。
タケルが本当に好きな相手となら、応援してあげたい。
大好きなタケルには、心から幸せでいてほしい。
「私は二人を応援しています。なのでユリ先輩の協力は出来ません……。ごめんなさい。」
言葉にすると、涙が出そうになった。
けれどここで泣いてしまっては、ユリ先輩に変に思われてしまう。
そのとき、「菜月ちゃん?みんなのスポーツドリンク用意してくれる?」
キャプテンの陸先輩が現れた。
「あ、はい。今用意してきますね!」
助かった。
私はその場を離れ、スポーツドリンクを用意する為に給湯室へ向かった。
給湯室には誰もいなくて、やっと一人になった私は思い切り泣いた。
バイバイ、タケル
私は平気だから
今ちょこっと泣いたら、また頑張れるから
タケルに笑顔で接すれるようになるまでもう少し時間をちょうだい。
スポーツドリンクを作りながら泣いて
給湯室の壁にかけられている鏡で自分の顔を見た。
鼻は真っ赤で、目も腫れて、とてもじゃないが尋常とは言えない。
だけどこんなのもありじゃない?
私は失恋をした。
だけどこれで終わりじゃない。
次へ進むための一歩を踏み出した。
バシャバシャと冷たい水で顔を洗うと、最近のモヤモヤも洗い流された気がした。
「よし!!」
前へ進まなくちゃね。
自分で気づかなかっただけで、本当は小さな頃からずっと好きで
いつも私が泣いていると海へ連れてってくれた。
泣き止むまでそっと側にいてくれた。
そんなタケルに恩返しがしたかった。
タケルが本当に好きな相手となら、応援してあげたい。
大好きなタケルには、心から幸せでいてほしい。
「私は二人を応援しています。なのでユリ先輩の協力は出来ません……。ごめんなさい。」
言葉にすると、涙が出そうになった。
けれどここで泣いてしまっては、ユリ先輩に変に思われてしまう。
そのとき、「菜月ちゃん?みんなのスポーツドリンク用意してくれる?」
キャプテンの陸先輩が現れた。
「あ、はい。今用意してきますね!」
助かった。
私はその場を離れ、スポーツドリンクを用意する為に給湯室へ向かった。
給湯室には誰もいなくて、やっと一人になった私は思い切り泣いた。
バイバイ、タケル
私は平気だから
今ちょこっと泣いたら、また頑張れるから
タケルに笑顔で接すれるようになるまでもう少し時間をちょうだい。
スポーツドリンクを作りながら泣いて
給湯室の壁にかけられている鏡で自分の顔を見た。
鼻は真っ赤で、目も腫れて、とてもじゃないが尋常とは言えない。
だけどこんなのもありじゃない?
私は失恋をした。
だけどこれで終わりじゃない。
次へ進むための一歩を踏み出した。
バシャバシャと冷たい水で顔を洗うと、最近のモヤモヤも洗い流された気がした。
「よし!!」
前へ進まなくちゃね。