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第19章 どこに行く

直志くんと別れてから メールをした。
《今日はありがとう。おやすみなさい。》
私は彼の事が好きになりかけていたんだと思う。

歩から電話が入った。

「もしもし。」

『もしもし、未唯？まだ直志くんと一緒？』

「ううん。1人で家だよ。」

『そうか。今日どうだったか聞きたくて 電話しちゃった。優もここにいるんだけどね。』

『未唯ちゃん、楽しかった？』

「うん。楽しかった。」

今日の事を2人に話した。




『で、未唯は直志くんの事 どう思ってるの？』

『それ聞きたい。』

私は素直に答えた。

「うん……。好きかも…。」

『やった‼︎ 直志くんなら 私たちも応援する。』

『未唯、直志くんは良い人だよ。未唯の事ちゃんと考えてくれる。』

「うん。」

『よかった。実はさ……直志くんの相談にのってて、未唯の事 結構話しちゃったんだよね。ゴメン。でも、付き合うなら時効ね。』

3人で 笑って 電話を切った。