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第5章 2人が居て…

「優に聞いたけど、」

「ゆ…う？」

私が不思議そうな顔をしていると、

「あっ。私の彼。」

優ちゃんが男性を見て微笑んだ。

そーだったんだ。

「ごめんね。話し戻すよ。」

医者の顔になった 優ちゃんの彼は、

「トイレで吐いたんだよね。」

「はい…。」

「よくあるの？」

首を横に振った。

「最近は なかったです。」

「最近は って事は、昔はあったのかな？」

「はい… でも、ここまで ひどくはなかったと思います。」

フ〜。
「ストレス…だよね…。何かあった？」

涙がこぼれ、止まらなくなった。