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第6章 別れ

会社から少し離れた喫茶店で会うことにした。

課長と2人 斜め前に座り 文代が来るのを無言で待った。
10分ぐらいして 文代が入ってきた。

「浩隆さん。お待たせ」

ニコッと笑って課長の隣に座る。

「未唯ちゃん 浩隆さんの元カノなんだって？」

（私、元カノなんだ…。）
課長を睨んだ。

「ち、違う。未唯は俺の婚約者で、現在進行形だ‼︎別れてなければ 別れる気もない。」

「え〜、でも 昨日愛し合ったのに…。私は何なの？」

甘い声を出して 課長の膝に手を置く。
課長の身体が ビクっと動いた。