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誰のもの⁉︎
第12章 俺のものに
部屋の前に着いた。シートベルトを外し、降りようとした時、

「未唯!」

呼ばれて 振り向くと 突然キスされた。
離れようとしたが 頭を押さえられて 離れられない。
強引に舌を入れて 私の舌に……。グチュッ

やっと 離れた。
弥くんの顔を見ると、

「未唯 好きだ。」

(違う。好きなら こんな独りよがりな キスはしない。)

「弥くんは、私のこと 好きじゃないと思う。」

「えっ!」

「おやすみ。」

足早に車を後にした。

それを 見ている人がいたなんて 気がつかなかった。
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