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第14章 相談

直志くんが未唯の事を本気だと真剣な顔で言う。
優と顔を合わせて ゆっくり 話していった。

「未唯ちゃんは 今回の常務との事、すごく本気だったんだ。それが あんな形になって 体調も悪くしてこれ以上傷ついて欲しくない。」

直志くんは 静かに頷く。

「直志くん達に 会う前は本当に大変だった。未唯を傷つけない？何かあった時 未唯を守れる？」

「ああ、友達のままでも…。」

私たちに誓うように 拳を握りながら答えた。

「うん。それなら大丈夫。」
ニコッと優が直志くんに笑いかける。

「ガンバレ 直志‼︎ まず、2人で 遊びに行ってきたら？」

「でもさ、携帯の番号も 知らないのに どうやって誘うんだ？」

そーでした…。教えるわけにもいかないので、週末 集まった時に 誘う事で 話は終わった。

（直志くんなら、大丈夫だろう。うまくいくといいなぁ。）
心の中で思っていた。