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やさしいんだね
第6章 他人の快楽は夕刻の改札で
ソンのワンボックスが見慣れたいつもの川沿いに聳え立つマンションにたどり着いたとき、川の水面から朝日が顔を覗かせていた。
水面にきらきら反射する光をうざったそうにカーテンで遮ったあと、ソンは大きくあくびをしながら「風呂入ったら出かけるか」と呟くように小百合に述べた。
「わたし、いいや」
小百合はすっかり泣き止んだ顔を怪訝に歪めつつ、八田から与えられた毛玉だらけの衣類を脱ぎ捨てた。
ソンの目の前にまっしろい裸体が露わになる。
「今日は一日、どこにも行かずに寝たい」
まっさらなショーツと生理用品を身に付けただけの、姪の裸体が。
「・・・なんだ?まだ血出てんのか?」
ソンは自らもスウェットパーカーを脱ぎ捨てると、子供のおしめを確認するように小百合のショーツのゴムを指で引っ張り、中を覗き込んだ。
「酷いようには見えねぇけどな。そんなに痛むのか?」
小百合は幼子のような表情で自分の下着の中を覗き込んでいるソンの顔を見つめていたが、じきにソンのカラフルな上半身にまっしろい身体を摺り寄せると、甘えた声でソンに尋ねた。
「・・・ねぇ、ひとつ。聞いてもいい?」
小百合の華奢な手がソンのスウェットパンツのウエストから中に滑り込み、1時間10万円の裸体を目にしても何の反応も見せないソンのものを掴む。
顔を上げると、ソンは相変わらずの無表情で小百合を見下ろしていた。
「どうしてヒカルに、ママと同じ名前をつけたの?」
小百合の手のひらの中で、ソンのものが反応した。
「答えてよ」
上下に擦るたび、熱を帯びて膨らんでいく。
ソンはハッ、と笑い、「よそうぜ」と小百合の手を払いのけようとした。
けれど小百合は首を横に振り、もう一度「答えてよ」と回答を迫った。
「なんでって、べつに?なんでだろうな。適当につけただけだよ」
ソンはそう言うと今度こそ小百合の手を払いのけ、硬く膨張しはじめた股間を隠すように小百合に背を向けた。
「・・・そういうことにしとこうぜ」
水面にきらきら反射する光をうざったそうにカーテンで遮ったあと、ソンは大きくあくびをしながら「風呂入ったら出かけるか」と呟くように小百合に述べた。
「わたし、いいや」
小百合はすっかり泣き止んだ顔を怪訝に歪めつつ、八田から与えられた毛玉だらけの衣類を脱ぎ捨てた。
ソンの目の前にまっしろい裸体が露わになる。
「今日は一日、どこにも行かずに寝たい」
まっさらなショーツと生理用品を身に付けただけの、姪の裸体が。
「・・・なんだ?まだ血出てんのか?」
ソンは自らもスウェットパーカーを脱ぎ捨てると、子供のおしめを確認するように小百合のショーツのゴムを指で引っ張り、中を覗き込んだ。
「酷いようには見えねぇけどな。そんなに痛むのか?」
小百合は幼子のような表情で自分の下着の中を覗き込んでいるソンの顔を見つめていたが、じきにソンのカラフルな上半身にまっしろい身体を摺り寄せると、甘えた声でソンに尋ねた。
「・・・ねぇ、ひとつ。聞いてもいい?」
小百合の華奢な手がソンのスウェットパンツのウエストから中に滑り込み、1時間10万円の裸体を目にしても何の反応も見せないソンのものを掴む。
顔を上げると、ソンは相変わらずの無表情で小百合を見下ろしていた。
「どうしてヒカルに、ママと同じ名前をつけたの?」
小百合の手のひらの中で、ソンのものが反応した。
「答えてよ」
上下に擦るたび、熱を帯びて膨らんでいく。
ソンはハッ、と笑い、「よそうぜ」と小百合の手を払いのけようとした。
けれど小百合は首を横に振り、もう一度「答えてよ」と回答を迫った。
「なんでって、べつに?なんでだろうな。適当につけただけだよ」
ソンはそう言うと今度こそ小百合の手を払いのけ、硬く膨張しはじめた股間を隠すように小百合に背を向けた。
「・・・そういうことにしとこうぜ」