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初音さんの二十日間
第10章 青春への乱入!
残業もなく定時に退社して最寄り駅まで最短で帰ると、駅前のコンビニから出てくる柊二くんを見つけた。
「よぉ、若者よ。出迎えご苦労」
「あ、おかえりなさい。ヤンジャン買うの忘れてて…すごい偶然!」
「なんだよー、迎えに来たんじゃないのかよー」
「おんぶで帰りますか?」
キーー、憎たらしーー!でもニヤッてする顔が反則的にカッコいいーーー!
「お腹すいたから肉まん買って帰る!」
「えー、ごはん用意してありますよぉ」
「胃袋よっつあるから大丈夫!肉まん買ってー」
「ああやだ、ワガママな牛め」
熱々をホフホフしながらの家路は楽しくて、明日は週末でずっとそばに居られると思うと、脚が勝手にスキップしそうだった。
脳内スキップはあの角に差し掛かり、膝の高さがぐんと増した。 抱き締められた感触がよみがえる。柊二くんも思い出してニヤニヤしてくれてるかなー、と見上げた場所が無人くん。あれ?
「よぉ、若者よ。出迎えご苦労」
「あ、おかえりなさい。ヤンジャン買うの忘れてて…すごい偶然!」
「なんだよー、迎えに来たんじゃないのかよー」
「おんぶで帰りますか?」
キーー、憎たらしーー!でもニヤッてする顔が反則的にカッコいいーーー!
「お腹すいたから肉まん買って帰る!」
「えー、ごはん用意してありますよぉ」
「胃袋よっつあるから大丈夫!肉まん買ってー」
「ああやだ、ワガママな牛め」
熱々をホフホフしながらの家路は楽しくて、明日は週末でずっとそばに居られると思うと、脚が勝手にスキップしそうだった。
脳内スキップはあの角に差し掛かり、膝の高さがぐんと増した。 抱き締められた感触がよみがえる。柊二くんも思い出してニヤニヤしてくれてるかなー、と見上げた場所が無人くん。あれ?