この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
初音さんの二十日間
第10章 青春への乱入!
事情もわからないまま、立ち話もなんなんで…と部屋に案内する。も、無言の二人を前にどうしていいのやら。
とりあえずコーヒーを出して瑞希くんに勧めた。
「寒かったでしょ?遠慮しないでどうぞ」
ありがとうございます、と頭を下げる瑞希くんに向かって、柊二くんがイライラした声をあげた。
「普通来るかよ?こんなとこまでさ」
「…ごめん。でも…」
「でもなに?」
気まずい雰囲気に、私も瑞希くんと同じようにうなだれてしまう。
この子たち、なんなの?何があったか知らないけど、金沢からここまで追いかけてくるってどんな関係なわけ?可愛い顔立ちではあるけれど、声も学生服も立派な男子に思えるんですが、男装癖のある女子なんでしょうか?
そんなバカな!
とりあえずコーヒーを出して瑞希くんに勧めた。
「寒かったでしょ?遠慮しないでどうぞ」
ありがとうございます、と頭を下げる瑞希くんに向かって、柊二くんがイライラした声をあげた。
「普通来るかよ?こんなとこまでさ」
「…ごめん。でも…」
「でもなに?」
気まずい雰囲気に、私も瑞希くんと同じようにうなだれてしまう。
この子たち、なんなの?何があったか知らないけど、金沢からここまで追いかけてくるってどんな関係なわけ?可愛い顔立ちではあるけれど、声も学生服も立派な男子に思えるんですが、男装癖のある女子なんでしょうか?
そんなバカな!