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初音さんの二十日間
第10章 青春への乱入!
「瑞希は、生徒会の後輩でした」

「柊二くん、生徒会やってたの?」

「生徒会長だったんですよ。ものすごくかっこよくて人気者で。壇上でスピーチする先輩に僕、ひとめぼれでした」

まだ涙も乾かない目で、ニコニコと柊二くんを見つめる瑞希くん。よっぽど好きなんだなぁ。

「だから僕も生徒会の委員になったんです。先輩のそばにいたくて」

「お前いっつも俺の周りをウロチョロしてたもんなぁ」

「ふふっ、必死だったんですよ」

「仲良しだったんだ」

学生服で校内を歩く二人を想像すると、もうずいぶん昔に自分も主人公だった青春ってやつが懐かしく感じる。

この二人が並んだら、キラキラした絵面だろうなぁ。カッコいい柊二くんと、可愛い瑞希くん。まるで少女漫画のヒーローだ。…あ、いやこの場合はBL漫画になるのか?

「こいつ本当にいいやつだから」

柊二くんが瑞希くんを見る目も優しくて、恋愛感情はともかく、お互いに相手を好きなんだってわかるから切ない。

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