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初音さんの二十日間
第10章 青春への乱入!
「その人のこと、抱きたいって思うの?」
「………うん」
「僕のほうが巧いし気持ちよくさせてあげられても?」
「そーゆうことじゃないんだって」
「ふふっ、わかってるって」
気づいたら私はダダ泣きしていた。
「はっ初音さん!泣きすぎですよ!」
「うわ、鼻水垂れちゃってる」
瑞希くんに渡されたティッシュで鼻をかみ、柊二くんから受け取ったタオルでゴシゴシ顔を拭いても、涙はあとからあとから流れ出る。
だってこんないい子なのに!どうしてうまくいかないの!
や、うまくいっちゃったら私は失恋するわけだけど。でもでも、報われてほしいって思っちゃうんだ。
「瑞希くんが…幸せに、なる…なるには、……ど、どうしたら…い?」
鼻をズルズルいわせながら泣く私に、甲斐甲斐しくティッシュを引き抜いてくれていた瑞希くんの手が止まる。
「初音さん…」
「ごめ…、ごめんね…なんかも…切なくて」
「僕は幸せですよ?」
「………うん」
「僕のほうが巧いし気持ちよくさせてあげられても?」
「そーゆうことじゃないんだって」
「ふふっ、わかってるって」
気づいたら私はダダ泣きしていた。
「はっ初音さん!泣きすぎですよ!」
「うわ、鼻水垂れちゃってる」
瑞希くんに渡されたティッシュで鼻をかみ、柊二くんから受け取ったタオルでゴシゴシ顔を拭いても、涙はあとからあとから流れ出る。
だってこんないい子なのに!どうしてうまくいかないの!
や、うまくいっちゃったら私は失恋するわけだけど。でもでも、報われてほしいって思っちゃうんだ。
「瑞希くんが…幸せに、なる…なるには、……ど、どうしたら…い?」
鼻をズルズルいわせながら泣く私に、甲斐甲斐しくティッシュを引き抜いてくれていた瑞希くんの手が止まる。
「初音さん…」
「ごめ…、ごめんね…なんかも…切なくて」
「僕は幸せですよ?」