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初音さんの二十日間
第10章 青春への乱入!
「もしかして…初音さん、先輩のこと?」
ひー!なんてカンの鋭い子!
これ以上コトがややこしくなったら大変だ!
「や、やだー。私の好みはね、おっさん!おっさんなの!刻まれたシワ、丸くなった背中、うっすら透けて見える頭皮なんかに人生の悲哀を感じてキュンとしちゃうの!」
突拍子もないマニアックな嗜好に、瑞希くんは吹き出した。
「先輩とは真逆だ」
「そうよ!柊二くんみたいな鼻たれなんか全然興味ないんだから!」
「先輩は…あんな感じだから学校でもすごく人気があって。生徒会長もね、周りから担ぎ出されて仕方なく立候補することになっちゃったのに、なったらなったで一生懸命で」
「あー、わかるかも」
「成績優秀だし先生からの信頼も厚くって、いつも友達に囲まれていました。スクールカースト上位層の住民って感じでキラキラしてたんですよぉ」
ひー!なんてカンの鋭い子!
これ以上コトがややこしくなったら大変だ!
「や、やだー。私の好みはね、おっさん!おっさんなの!刻まれたシワ、丸くなった背中、うっすら透けて見える頭皮なんかに人生の悲哀を感じてキュンとしちゃうの!」
突拍子もないマニアックな嗜好に、瑞希くんは吹き出した。
「先輩とは真逆だ」
「そうよ!柊二くんみたいな鼻たれなんか全然興味ないんだから!」
「先輩は…あんな感じだから学校でもすごく人気があって。生徒会長もね、周りから担ぎ出されて仕方なく立候補することになっちゃったのに、なったらなったで一生懸命で」
「あー、わかるかも」
「成績優秀だし先生からの信頼も厚くって、いつも友達に囲まれていました。スクールカースト上位層の住民って感じでキラキラしてたんですよぉ」