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初音さんの二十日間
第10章 青春への乱入!
「そういう人だから、先輩にはうんと年上の甘やかしてくれるような人がいいんですよ。僕じゃ無理なんです」

「え?」

「初音さんの好みが哀愁溢れるおっさんだっていうの。残念だなぁ」

にっこりと笑う顔に『全部バレてます』と書いてある。ひーはー!

「ふへへ…ホント残念」




真夜中、目が覚めて隣の気配を伺うと、瑞希くんは私に背を向けて震えている。寒いのかと布団をかけ直そうとしてハッとする。
そしてそのままそっと寝たふりをした。

忍び泣く瑞希くんを抱き締めてあげたかったが、私のそんな行為にこの優しい子はきっと、目のゴミが取れなくて…なんて気遣いをしちゃうだろう。

ごめんね、ごめんね。

早く夜が明けて、この子に明るい朝陽がさしますように。堂々と胸を張って好きな人と手を繋ぐ日が来ますように。

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