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初音さんの二十日間
第11章 オン・ザ・ベッド
「トロンとした顔でさ、口移しして…なんて言われちゃったらさ、…ね?」
そうかそうかそうだったのか!
やっぱりとてつもない粗相をしていたのか!
けどね、指についたケチャップをペロリと舐めながら、横目でそういうこと言うの、犯罪っぽい!無駄に色っぽいの、犯罪っぽい!!
「……面目ない」
「俺ね、瑞希に離れたいって言ってからも実はぐるぐる悩んでて…」
「どゆこと?」
「瑞希とその…イチャイチャすること、段々平気になってきてて…あ、俺もしかしてこのままだと違う世界に連れてかれちゃうな、って思って」
「うん…」
「いや、すでに連れていかれてたらどうしようって」
食べかけのハンバーガーをテーブルに置いて、膝を抱えた。
「それってどういうこと?」
「女の子にカラダが反応しなくなってたらどうしよう、と思ったんです。こんなこと瑞希の前では言えなかったけど」
「うん」
「そしたら…ゲ、ゲイとして生きてく覚悟を決めなきゃいけないのかな…って」
そうかそうかそうだったのか!
やっぱりとてつもない粗相をしていたのか!
けどね、指についたケチャップをペロリと舐めながら、横目でそういうこと言うの、犯罪っぽい!無駄に色っぽいの、犯罪っぽい!!
「……面目ない」
「俺ね、瑞希に離れたいって言ってからも実はぐるぐる悩んでて…」
「どゆこと?」
「瑞希とその…イチャイチャすること、段々平気になってきてて…あ、俺もしかしてこのままだと違う世界に連れてかれちゃうな、って思って」
「うん…」
「いや、すでに連れていかれてたらどうしようって」
食べかけのハンバーガーをテーブルに置いて、膝を抱えた。
「それってどういうこと?」
「女の子にカラダが反応しなくなってたらどうしよう、と思ったんです。こんなこと瑞希の前では言えなかったけど」
「うん」
「そしたら…ゲ、ゲイとして生きてく覚悟を決めなきゃいけないのかな…って」