この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
初音さんの二十日間
第11章 オン・ザ・ベッド
「要するに、私は実験台だったってことか。キミのその立派なご子息がご活躍可能かどうかの」

好きな子との「いざ!」って時の練習ってことだったのかい。
抱き締められて浮かれた私、バカみたい。みたいっていうか、バカそのもの。
フェロモンが足りないのは私の方だよ。

「や!そういうわけじゃなくて!」

「いいよ別に、おかんとそんなコトしたら近親なんとかになっちゃうもんね。おかしなこと仕掛けてすまなかった」

ハンバーガーの包み紙をクシャリと丸め、半分以上残ったポテトと一緒にゴミ箱に放り込んだ。

「寝不足だからおかんは昼寝する。キミはちゃんと勉強したまえよ」

「おかんて…。ちょっと待ってよ初音さん」

恥ずかしい、悔しい、悲しい、あとはなんだろう。なんだかわからないけど『嬉しい』と『楽しい』を除いたすべての感情が、私をぐるぐる巻きにして苦しかった。

ダメ、ここにいたら窒息する。それに一昨日からのあれやこれやで、私の小ぶりな脳みそはキャパオーバーに近づいてるし。

今これ以上の、しかも最強なダメージを受けたらきっと、おかんでさえいられなくなる。


/172ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ