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初音さんの二十日間
第11章 オン・ザ・ベッド

ああ、布団って暖かいなぁ。
「初音さん?」
悲しくても布団があれば生きていける気がするよ。
「初音さん?」
布団考えた人すごい! 布団最高! 布団愛してる!
「もう、初音さんってば!」
ドアの開く音と柊二くんの声。ちょっと怒ってる? でもそれって逆ギレでしょ? だって悔しいのは、悲しいのは、私でしょ?
「寝たふりなのわかってんだから!」
「こら! なに人の陣地に入ってきてんのよ!」
「火急の事情ゆえ!」
「なにそれ!? あ、ちょっとっ!」
つかつかとベッドに近づいて布団をはいだと思ったら、するりと隣に入ってきやがった! なにしてんの!? なに考えてんの!?
「はぁー、あったけぇ」
「……なんなのよ」
逃げようと半分起こした背中を引き寄せられて、ガッチリその胸にホールドされてしまう。
「やめてよ、私は勃起検査マシンじゃないんだから!」
「初音さん?」
悲しくても布団があれば生きていける気がするよ。
「初音さん?」
布団考えた人すごい! 布団最高! 布団愛してる!
「もう、初音さんってば!」
ドアの開く音と柊二くんの声。ちょっと怒ってる? でもそれって逆ギレでしょ? だって悔しいのは、悲しいのは、私でしょ?
「寝たふりなのわかってんだから!」
「こら! なに人の陣地に入ってきてんのよ!」
「火急の事情ゆえ!」
「なにそれ!? あ、ちょっとっ!」
つかつかとベッドに近づいて布団をはいだと思ったら、するりと隣に入ってきやがった! なにしてんの!? なに考えてんの!?
「はぁー、あったけぇ」
「……なんなのよ」
逃げようと半分起こした背中を引き寄せられて、ガッチリその胸にホールドされてしまう。
「やめてよ、私は勃起検査マシンじゃないんだから!」

