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第11章 オン・ザ・ベッド

「初音さんの心が手に入ってすげー嬉しいのに、これでカラダまで手に入れちゃったらね、俺、腑抜けちゃうと思うのね」

あー…。

「俺いちお受験生だしさ、ここで気が抜けたらヤバい気がすんの」

だよねー、忘れてた！この子あと十日足らずで試験なんだった！

「それに俺…初めてだしさ」

「ええええっ！だって…瑞希くんは？その前に彼女だっていたでしょ？」

こんなハイスペックイケメン高校生が未だ童貞っていう奇跡はどうやったら起こるんだ!?

「瑞希とは最後までしてないし、その前の彼女は中坊ん時だったからそんな機会も度胸もなかったし、男子校だから出会いもないし、部活や生徒会でそれなりに忙しかったし…なんか諸々で未だチェリーな18才ですヨロシクねっ！」

言うだけ言ってから

「…引いた？」

とかやめて！可愛すぎるから！