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初音さんの二十日間
第13章 初音さんの二十日目
「ねぇ、口移し」
あの晩の私のようにトロンとした柊二くんが、
「して?」
肩にもたれて見上げている。
ボトルに半分ほど残ったものを直接口に含み、そっと流し込むと「もっと」とねだる。
そんなことを繰り返すうち、次第に熱を帯びてきた唇と手のひらが私を熱くしていくから。
絡まる舌が解けたところでギュッとそのカラダを引き寄せた。
ふにゃっと崩れるように私を組み敷いたまま
「もぉホントに俺ね、初音さんが…好きすぎてぇ……明日帰るのツラいよぅ」
酔って舌足らずのしゃべり方が幼かった柊二くんみたいで、不思議な気分になっちゃうよ。
だって腕を回した背中はこんなに広く、カラダのその重みを甘やかに感じるんだもの。
でも重い…。
重たいよぅ、柊二くん!
あの晩の私のようにトロンとした柊二くんが、
「して?」
肩にもたれて見上げている。
ボトルに半分ほど残ったものを直接口に含み、そっと流し込むと「もっと」とねだる。
そんなことを繰り返すうち、次第に熱を帯びてきた唇と手のひらが私を熱くしていくから。
絡まる舌が解けたところでギュッとそのカラダを引き寄せた。
ふにゃっと崩れるように私を組み敷いたまま
「もぉホントに俺ね、初音さんが…好きすぎてぇ……明日帰るのツラいよぅ」
酔って舌足らずのしゃべり方が幼かった柊二くんみたいで、不思議な気分になっちゃうよ。
だって腕を回した背中はこんなに広く、カラダのその重みを甘やかに感じるんだもの。
でも重い…。
重たいよぅ、柊二くん!