この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
初音さんの二十日間
第13章 初音さんの二十日目
「…く、苦し…」

眩しさに眉をしかめながら開いた片目に、柊二くんの肩が見えた。
左腕が思いきり私の胸の上に乗っている。
左足の上には右脚が。

「ふぐぐっ」

その腕をどかし、脚を抜いて上体を起こすと軽いめまいがした。額に手をあて呼び戻した思考にハッとなる。


服、着てる!


うつ伏せの柊二くんに目をやって再びハッとする。


よく、寝てる!


ぎゃー!


初夜の前に緊張しすぎた私たちは完全に飲みすぎたようで、イチャイチャとじゃれあううちに二人とも寝こけてしまった模様! とんでもない大失態だコリャ!

窓から射し込む日差しは、朝のそれとは違いトロリととろみがかっていて。


「じゅ、12時半!」


慌てて柊二くんを揺り起こし、寝癖をつかんで耳元で叫んだ。


「新幹線! 13時半発でしょ! 起きろっ!!」

/172ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ