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初音さんの二十日間
第4章 やらしさと、切なさと、後ろめたさと
開発の部屋はまだざわざわと人の気配がした。
そのざわざわに紛れてそっと通りすぎ、資料室に滑り込む。
セーフ。
突き当たりのキャビネットにファイルを戻そうと背伸びをしたところで、後ろから抱きすくめられた。
「!!!」
声もでないほどの驚きと恐怖でカラダを捻ると、山辺の顔がそこにあった。
「…山辺さん、やめてください。こんなところで!」
外へ漏れないように押し殺した小声で拒否しても
「初音が全然つかまらないからだ」
山辺はチカラを緩めずに、片手で腰回りをガッチリと抱え込み、もう片手は胸元を探っている。
「…ちょっと…誰か来たらどうするの」
「誰も来ない。鍵をかけた」
ぴったりとカラダを密着した状態で囁かれると、ぞわりとした興奮が下半身に向かって落ちていくようだ。
すでに臨戦態勢にまで硬く育った山辺の中心は、服を通しても脈を感じるのではないかというほど、熱い。
「初音…」
耳の周りを舌でなぞられ、内側のくぼみを舌先で舐められると、こわばらせた肩のチカラが抜けてしまう。
「い…や」
「本当に嫌か?」
尾てい骨に擦り付けられる雄々しい感覚が、意思を無視してカラダの自制心をなくしていく。
そのざわざわに紛れてそっと通りすぎ、資料室に滑り込む。
セーフ。
突き当たりのキャビネットにファイルを戻そうと背伸びをしたところで、後ろから抱きすくめられた。
「!!!」
声もでないほどの驚きと恐怖でカラダを捻ると、山辺の顔がそこにあった。
「…山辺さん、やめてください。こんなところで!」
外へ漏れないように押し殺した小声で拒否しても
「初音が全然つかまらないからだ」
山辺はチカラを緩めずに、片手で腰回りをガッチリと抱え込み、もう片手は胸元を探っている。
「…ちょっと…誰か来たらどうするの」
「誰も来ない。鍵をかけた」
ぴったりとカラダを密着した状態で囁かれると、ぞわりとした興奮が下半身に向かって落ちていくようだ。
すでに臨戦態勢にまで硬く育った山辺の中心は、服を通しても脈を感じるのではないかというほど、熱い。
「初音…」
耳の周りを舌でなぞられ、内側のくぼみを舌先で舐められると、こわばらせた肩のチカラが抜けてしまう。
「い…や」
「本当に嫌か?」
尾てい骨に擦り付けられる雄々しい感覚が、意思を無視してカラダの自制心をなくしていく。