この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
初音さんの二十日間
第5章 週末の爆弾
柊二くんシチューの残りをパスタにかけてチーズを乗せた。焼き色をつければスパゲティグラタン風。
あとはテキトーな野菜をコンソメスープに浮かべればお昼ごはんの完成である。

「なんか美味しい匂いがする」

「おお、つうや、お疲れじゃったのぅ」

「なにそれ?」

機織り部屋、じゃなくて居候部屋から出てきた柊二くんは、もさもさとしていたがボロボロではない。よかった。

「なんでもないよ!さぁ、お昼ごはんだ!」

「お!アレンジメニュー!」

しんと静まり返って寒かったリビングの温度が、ぐんと上がった気がする。いいなー、会話がある生活。

「はふー、熱っつい!」

「がっつくな、猫舌めー」

「やー、腹減っちゃってて」

「ずいぶん集中して勉強してたもんねぇ」

「あ、もしかして覗いてたすか?なんか誰がいたような気はしたんだけど…」

「あまりの集中っぷりに巻き戻しのように後ろ足で逃げたわ」

「あはは、集中してる時の俺って不気味っすよね。よく言われる」

「いつもああなの?」

「うん、短期集中型なんです。ながら勉強とか徹夜とか苦手」

「ながら勉で育った結果が目の前に座ってますよー」

「人それぞれっす。方法も結果も」


/172ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ