この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
初音さんの二十日間
第8章 鬼の居ぬ間の
タイの山辺から

ーー急に出張になった。帰ったら連絡する。

というメッセージが入っていた。

どう返信しようかと迷い、

ーー気をつけて。

とだけ送る。

驚くほど早く返信が着た。

ーー会いたいよ。




やめて。




何のために会うの?会いたいの?
職場での地位も、家庭という巣も持っているあなたが、それ以上を欲しがるのはずるい。
あなたの中に溜まっていく生理的な欲望で私は満たされていたけれど、今の私が欲しいのは快楽ではない。
心を暖めてくれる、ひと皿のスープなんだ。




返信はせず、スマホの電源を切った。

柊二くんはもう寝ただろうか。


/172ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ