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初音さんの二十日間
第8章 鬼の居ぬ間の
盛大なるモヤモヤのせいで眠れない。
そうだ、焼酎!
お湯で割ったやつを手にソファーへ落ち着いたところで柊二くんが風呂から上がってきた。
じょ、上半身が裸ですわよっ!
「あれ?寝たんじゃなかったんすか?」
細身なのに筋肉がついてる腕と削げた脇腹。
落とした照明がうっすら割れた腹筋に淡い陰影をつけて色っぽい。
腰パンのスエットはその中身の男らしさが危うく見えそうで。
「起きてた…す」
濡れ髪から滴る雫が妖しく頬のラインをなぞっている。メガネがない視線は真っ直ぐと直接的で、そんな顔に見つめられたらどうしていいのか!
「…飲む?」
「あ、それ罰ゲームの景品?」
くくく、と思い出し笑いして
「あちーからビールがいい。初音さん、唐辛子入浴剤入れたっしょ?アレあったまるわー」
風呂上がりにビールとか、一丁前なこと言いやがって、高校生が。飲め飲め。
そうだ、焼酎!
お湯で割ったやつを手にソファーへ落ち着いたところで柊二くんが風呂から上がってきた。
じょ、上半身が裸ですわよっ!
「あれ?寝たんじゃなかったんすか?」
細身なのに筋肉がついてる腕と削げた脇腹。
落とした照明がうっすら割れた腹筋に淡い陰影をつけて色っぽい。
腰パンのスエットはその中身の男らしさが危うく見えそうで。
「起きてた…す」
濡れ髪から滴る雫が妖しく頬のラインをなぞっている。メガネがない視線は真っ直ぐと直接的で、そんな顔に見つめられたらどうしていいのか!
「…飲む?」
「あ、それ罰ゲームの景品?」
くくく、と思い出し笑いして
「あちーからビールがいい。初音さん、唐辛子入浴剤入れたっしょ?アレあったまるわー」
風呂上がりにビールとか、一丁前なこと言いやがって、高校生が。飲め飲め。