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初音さんの二十日間
第9章 闘え!アラサー女!
「いんじゃない。よそんチの朽ちかけた渋柿よりも、若いもぎたてチェリーの方が絶対美味しいよ」
「うわ、またもヤな言い方」
生姜のたくさん入った揚げたてのさつま揚げをホクホクとかじりながら、
「まぁね、チェリーに転んだとしても、どうせウダウダ迷走するんだろうけど」
氷の音を派手に鳴らし、グラスをタン!とテーブルに置いた。
「不倫課長はすでにあんたを都合のいい女にしちゃってるわけじゃない。メシ行かない、ホテル代もかかんない、声をかければ股を開く、こりゃー便利だわよね」
何も言い返せず、私は黙ってお湯割をすする。
「経験豊富なセックスは魅力かもしれない。だけどそれだって、年齢考えればどんどん衰えていくわな。それと平行してあんたの若さも衰えていく、と」
夏希は「大将!おかわり!」とグラスを振った。
「うわ、またもヤな言い方」
生姜のたくさん入った揚げたてのさつま揚げをホクホクとかじりながら、
「まぁね、チェリーに転んだとしても、どうせウダウダ迷走するんだろうけど」
氷の音を派手に鳴らし、グラスをタン!とテーブルに置いた。
「不倫課長はすでにあんたを都合のいい女にしちゃってるわけじゃない。メシ行かない、ホテル代もかかんない、声をかければ股を開く、こりゃー便利だわよね」
何も言い返せず、私は黙ってお湯割をすする。
「経験豊富なセックスは魅力かもしれない。だけどそれだって、年齢考えればどんどん衰えていくわな。それと平行してあんたの若さも衰えていく、と」
夏希は「大将!おかわり!」とグラスを振った。