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初音さんの二十日間
第9章 闘え!アラサー女!
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ぎゃーーーーー!!
なにっっっ!!
不意討ちの抱擁に私はバランスを崩し、へなへなとカラダ全部を柊二くんの胸に預けてしまった。
反射的に上半身を反らせてみても、背中に移動した右手が逃がしてくれない。
頬を挟んでいた私の両手は宙に浮き、バンザイをする格好がなんとも情けない。
「…ちょ…どしたの?」
「初音さん無防備すぎ」
確かに脇は甘かった。
けど、いきなりこんなのって。
抱き締められた嬉しさよりも戸惑いの方が大きい。
「俺さ、男としてどうなの?」
「どどどどうって!?」
ガチガチに固まった私の耳元に頬を押しあて
「なんかいろいろ…自信ない」
そんな呟きに、カラダの空気がプシューっと抜ける。
バンザイしていた両手を降ろし、柊二くんの髪を撫でた。
遅れてやって来た心臓の早鐘が伝わるんじゃないかとヒヤヒヤしながら
「柊二くんは…」
突然すぎるこの状況に声がかすれてしまう。
なにっっっ!!
不意討ちの抱擁に私はバランスを崩し、へなへなとカラダ全部を柊二くんの胸に預けてしまった。
反射的に上半身を反らせてみても、背中に移動した右手が逃がしてくれない。
頬を挟んでいた私の両手は宙に浮き、バンザイをする格好がなんとも情けない。
「…ちょ…どしたの?」
「初音さん無防備すぎ」
確かに脇は甘かった。
けど、いきなりこんなのって。
抱き締められた嬉しさよりも戸惑いの方が大きい。
「俺さ、男としてどうなの?」
「どどどどうって!?」
ガチガチに固まった私の耳元に頬を押しあて
「なんかいろいろ…自信ない」
そんな呟きに、カラダの空気がプシューっと抜ける。
バンザイしていた両手を降ろし、柊二くんの髪を撫でた。
遅れてやって来た心臓の早鐘が伝わるんじゃないかとヒヤヒヤしながら
「柊二くんは…」
突然すぎるこの状況に声がかすれてしまう。
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