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初音さんの二十日間
第9章 闘え!アラサー女!

「柊二くんは、賢いし優しいしかっこいいし…人としても男性としても魅力的だよ」
回した腕で肩をさすりながら、精一杯の気持ちを込めて返す。
受験への不安がそうさせたのか、彼女とケンカでもしたのか。それとも…それともこうやって抱き締めるような感情を、私に持ってくれたのか。
甘く切ない気持ちがベールのように私を包み、ここが公道だということも忘れてうっとりと目を閉じた。
「初音さんは俺を男として見てる?」
キターーーーーー!!!
こここここれはっ!?
こっこここっ告白されてるの!?
あまりの動転と興奮に再びフリーズした私は、頭の中からシュウシュウ蒸気が漏れてるらしく、返す言葉が出てこない。
バクバクいいながらひっくり返った心臓が一回転してもとの位置に戻ったと思ったら、あの夜の口移しキスを思い出す。
それが着火材となりカラダの真ん中から熱い火柱が立った。
見てる!見てますとも!
こんな人がいつ通るかわからないような場所じゃなく、ほらその公園を曲がったあのマンション。私たちの部屋でもってこんなふうにがっぷりと四つに組んでいたのなら、すくにでも寄りきられて私がキミにどんだけ男を感じているか知らしめてやるのに!!
ワープしろマンションへ!
と目を開けた途端、飛び込んできた人の影。
「初音っ!!」
回した腕で肩をさすりながら、精一杯の気持ちを込めて返す。
受験への不安がそうさせたのか、彼女とケンカでもしたのか。それとも…それともこうやって抱き締めるような感情を、私に持ってくれたのか。
甘く切ない気持ちがベールのように私を包み、ここが公道だということも忘れてうっとりと目を閉じた。
「初音さんは俺を男として見てる?」
キターーーーーー!!!
こここここれはっ!?
こっこここっ告白されてるの!?
あまりの動転と興奮に再びフリーズした私は、頭の中からシュウシュウ蒸気が漏れてるらしく、返す言葉が出てこない。
バクバクいいながらひっくり返った心臓が一回転してもとの位置に戻ったと思ったら、あの夜の口移しキスを思い出す。
それが着火材となりカラダの真ん中から熱い火柱が立った。
見てる!見てますとも!
こんな人がいつ通るかわからないような場所じゃなく、ほらその公園を曲がったあのマンション。私たちの部屋でもってこんなふうにがっぷりと四つに組んでいたのなら、すくにでも寄りきられて私がキミにどんだけ男を感じているか知らしめてやるのに!!
ワープしろマンションへ!
と目を開けた途端、飛び込んできた人の影。
「初音っ!!」

